アレクセイ 年末恒例のお手紙
拝啓
よう、ねーちゃん、儲かってるか?
俺だよ、アレクセイだ。

今年もとうとうあと僅かになっちまったなぁ。
俺な、今年とうとうあんちゃんになったんだぜ。

平民の姉ちゃんが日常業務に手が回らなくなって手下が欲しいって言いだしてよ、皇帝の兄ちゃんが移民受け入れを決定しちまったもんだから必然的に俺もあんちゃんになっちまったんだよ。

お陰で平民の姉ちゃんは、仕事を仕込むために移民に付きっきりになったもんだから俺、全然平民の姉ちゃんに甘えることができなくなってよぉ。
これがあんちゃんになるってことなのかな。

この移民がまた大変なお転婆なんだ。
それに加えて今年の夏には疫病まで流行らしちまってエライ目にあったよ。
危うく兄ちゃんの帝国がスペイン人が流行らせたウィルスでインカ帝国のように滅亡するところだったんだぜ。

それでもな、最後は皇帝の兄ちゃんがみんなの疫病を一手に引き受けて何とか撲滅したんだよな。
ヒヨヒヨだの何だの言ってもあの兄ちゃんは凄いよ。
俺、あの兄ちゃんの後、引き継いだらあそこまで頑張れるのかなぁ。

女神の姉ちゃんは相変わらずマイペースだけどな。
平民の姉ちゃんに甘えられない分、最近は女神の姉ちゃんのモフモフを毟って遊んでるんだ。

今年もいろいろあったけど新しい移民も受け入れてこの宮殿もとぉっても賑やかになって楽しくやってるぜ。
俺、今とっても幸せだからな。

心配はいらねぇよ。
じゃぁな、ねーちゃん!!
良い年を迎えてくれよな!!

敬具
ポチっとされたし

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おまけ(母に宛てた手紙)。
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