フレイヤ 侍従の言うことに怒り心頭す
いや、ただ思っていることをつらつらと書いただけであるから疲れると思う各位は読み飛ばしてもらってよろしい。
最近話題となっているが、米国ではシェールガス・オイル商用採掘の目処が立ち始めたと言う。
その埋蔵量たるや膨大な量と聞く。
現在米国がペルシャ湾岸から頼っている30%の原油天然ガスの輸入が全て解消され、自国の生産だけで充分賄えるどころか米国は逆に原油ガスの輸出大国になると言われる。
シェールガス・オイルの発掘にはかなりの環境汚染が懸念されると言うが、利益第一主義のあの国がそんなこと気にする訳がない。
儲かると思えば一気に生産に向かうことは必至である。
選挙資金と選挙の票を牛耳るセブンシスターズも政府に圧力をかけるはずなので開発は必ず進行するはずである。
そうなると、この日本と言う国は一挙に危機に陥る。
それはなぜか。
理由は、財政赤字に苦しむ米国は、今度は自国で油が賄えるため膨大な費用をかけて第5艦隊をペルシャ湾に張り付けておく必要が無くなるからである。
至極当然と言えば当然で自国のタンカーで油を運ぶ必要が無くなるため、そのタンカーの安全を確保する必要が無くなるのである。
而してペルシャ湾の覇権は、今喉から手が出るほど油が欲しい経済的余裕がある共産中国の海軍にとって代わられる。
そんなことになると日本が原油を運ぶルートが脅かされることは必至である。
じゃぁ米国から油を買えばいいじゃないかと言うとそう簡単ではない。
米国にはTPP参加リストにない国はシェールガス・オイルの輸出対象国としていないのである。
当然、米国はこの切り札をかざしてくることは明白である。
米国の外交のしたたかさにはいつもながらに舌を巻く。
じゃあ日本はどうなるのか。
いくら農業自由化反対、国民皆保険崩壊と言えども油が無くてはこの国に未来がないのだ。
既に原発を反対している者達が多くなった以上、油が今までの価格で量も入ってこなければ電気も賄えない。
かと言って、政情が不安定なロシアの天然ガスもあてにできない。
(まさか、太陽光や風力発電のみで首都圏の電車全てを動かせると思っているおめでたい奴もいまい)
勤勉さと技術力はあっても確固たる軍事力も肯定できない、歴史財産も資源も無い国の悲しさがここにある。
こんな一介の個人事業主でもわかること、一国の宰相、政府、官僚は既に気がついているとは思うがどうするつもりなんだろうね彼等は。
そんなニコライ宮殿では...。
侍従 :(あ、モフモフモフモフモフモフモフモフモフぅ)
あぁ~あ、うちの畑から油でも天然ガスでも何でもいいからなんか出ねぇなぁ。

ジョゼ:油や天然ガスは国家の戦略物資。おじにゃんの物にはならないなのよっ。

侍従 :そうは言いますがお嬢様、もし出れば市の農業委員会が規定する数百倍の金
額で国に畑が高値で売れるか国から借地料が入るではありませんか。
(※:農業で使用している玉ねぎ畑は勝手に個人売買は出来ないのである)
ジョゼ:それもそうねぇなのよっ。

侍従 :でしょ?そうなれば雪がまだ残るころから冷たい思いをして苗床作る必要も
ないし、ただっ広い畑で独りぽつんと草取りをする必要も泥だらけになって
玉葱の収穫も選別もしなくて済むし、出荷のために重たい玉葱ネットや箱を
積み込む重労働もないし。
油さえ出ればあんな百姓仕事しなくたって一族向こう5世代先まで左団扇で遊
んで暮らせるではありませんか。
ジョゼ:それも悪くは無いわねぇなのよって、あっ!!

フレイ:ゆ、許せん!!ぢぢゅう...。
今年もまたバチを当ててくれるわ。

嗚呼、黙っていればよかった...。
と、言う訳で今年も豊作は望めそうもなさそうである(涙)。
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