ニコライブルク 冬期後の軽い民事トラブル
今日も精神均衡を維持するために文句を書かせてもらうよ。
この地は冬になると雪が降り積もり毎年のことながらハウプトニコライブルクの臣民たちは除雪車が道路を除雪した後に残された家の前に溜まった雪との格闘となる。
幹線道路の雪壁は軽く2mを越える。

地元の大地主やニコライ宮殿などブルや除雪機等、自敷地内で除雪した雪を確保できる家、敷地が少なくとも融雪槽で雪を融かしながら除雪する家、強いては私費を投じて排雪業者に雪を持って行ってもらう家の前の道路には雪が溜まらない。
が、冬に雪が積もることを熟慮せず建売住宅業者の言いなりとなって罠に嵌り敷地の狭い家に住む者達は必然的に道路脇に雪を積み上げざるを得なくなる。
すると道路はこうなる。

(夏は歩道を含めて11メートル幅の道路も車1台通るのがやっとである)
交差点も雪壁のお陰で非常に危険である。
これを解決するためにこの街では市と住民が協力してパートナーシップ制度と言う排雪を行う除雪がシーズンに1度行われる。
(その模様はここを見てね)
だが、世の中その排雪作業費用が全て無料と言うことはない。
冬が終わった4月、1年分の町内会費とは別に次の冬の排雪費用と言うものが徴収される。
その町内によりまちまちであるがニコライ宮殿周辺町内の1シーズンの排雪費用は一世帯大体¥4,500~¥5,000くらいである。
同じ市内でも場所によっては排雪をしない地域もある。
(給仕係の母の町内会がそれに当たる)
そのような地域は冬の豪雪時には酷い状態となり春先の雪解けの頃はロシア平原を彷彿させる泥濘状態となる。
そのようなことを回避するためにも幹線道路ならびに住宅地の道路の排雪作業と言うのは重要なのである。
さて、排雪費用を徴収するのはその年度に町内会班長を命じられた者が行うのだが、これがまた厄介なのだ。
「ピィンポォーン(呼び鈴)、町内会の者なのよ。町内会費と排雪費の徴収をするなのよ」
すると
「うちは、冬ロードヒーティングにしているから排雪費用は払いません」
とか、
「去年うちの前の雪をちゃんと持っていかなかったので抗議の意味で払いません」
とか、ごねる奴が必ず存在する。
そう言う家には後日、町内会長がその家に行き説得するのだが、侍従が班長の時はそう言うふざけた世帯には
「あぁ~ん?聞こえんなぁなのよ。あんたんとこの稼ぎが悪い旦那、会社行くのにバス停までどこ通ってるなのよ。道路でしょなのよ。それにあんたんちの出来の悪いガキンチョ、学校までどこ通って通学してるなのよ。道路でしょなのよ。排雪費用は自分の家の前の雪を持って行ってもらうために払うんじゃないなのよっ。地域のための安全のためにその住民たちが協力してお金を出し合って街をよくするためにするなのよ。それができないんだったら街中心部の集合住宅か、誰もいない僻地や雪の降らない内地に住むがいいなのよっ!!あんたみたいなうちが一軒でもあると町内がスラム化するなのよ。いい年してもうちょっと思慮深くなって欲しいもんだわねなのよっ」
と、言うようなことを告訴されないように大人語で(あくまでも大人語で)説得、懐柔、
全てとは言わないが、必要最低限のパブリック(公共心)の意識が無い物は根気強く教育するしかないのだ。
(ってか、そんなことガキンチョのうちに教育もされないで人の子の親になるなよな)
ここ数十年、そう言う世帯はいつの間にかどこかに消えているんだけどね。
(いや、引っ越して行くって意味だよ。侍従が仕事人している訳ではないよ^^)
アレク:怪しいにょう、爺!!
もう少し言い方はにゃいにょか。

(俺のズボン...)
いいんです、弱者やそれでも努力を惜しまない者には手を貸しますが何も考えないで自分だけ損をしないようにすることしか考えないような卑怯なバカは助けません。
ジョゼ:そう言えば侍従のおじにゃん、町内会長さんから町内会役員のお誘いがあった
なのよ。どうせもう給料取りじゃないんだからやるなのよっ。

それはそれでまた話が別である^▽^;。
ポチっとされたし

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