ニコライブルクの物語
撫子 初めての...
だが、問題はそんなことではない。
問題はそれがいつ終わるかで今後の人生の経験に生かせるかどうかにかかっているのだ。
と、言う訳で今回はこれ。

撫子 :侍従さん、侍従さん。
この黄色いまるく大きい物はなんですか?

侍従 :あぁ、移民の方は初めてでしたな。
これは文旦と言ってこの地では決して栽培することのできない大変高価で美味
しい柑橘類でございます。
撫子 :おっしょさんから聞いたのですがこの分担や柑橘類のためなら侍従さんは悪魔
に魂を売り渡すと聞きましたが本当ですか?

お答えします。
それは、本当です。
文旦、段ボール一杯。
これは給仕係の叔父からの贈り物である。
何のことはない。
毎年送る玉ねぎが文旦に姿を変えててこの地に戻る、ただそれだけのことである。
取引と言うものは本来こうあるべきものなのだ。
ジョゼ:基本中の基本なのよ。

当然のことながら、通貨としての利益が無いのは予め明言しておく。
ポチっとされたし

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