フレイヤ 降臨体に異変あり
(嗚呼、大したこともせずまた1年無駄に生きちまったな...)
まぁ、そんなことは大したことではないのだ。
息災であればまた黙ってでも1年は過ぎてゆく。
そんなことよりももっと重大なことが...。
フレイヤ女神が、朝からずぅ~っとトイレに入り浸りである。

と言うよりも入っては出て入っては出ての繰り返し。
しかも尿が出ている訳ではない。
侍従 :め、女神様!!
一体どうなされたのですか!!
フレイ:ぢぢゅう!!
どうも降臨したこの借り物の体の塩梅がよくないのぢゃ。

フレイ:ぢぢゅう、すまぬがのこの妾を侍医の所まで連れて行ってはくれまいか?

開院の時間にめがけ侍医殿の所にフレイヤと駆け込む侍従。
早速診察台の上に乗るフレイヤ。
侍医殿が触診をしてフレイヤ女神を診察する。

(侍医殿はなぜか犬よりも猫が好き(多分^^))
侍従 :して、如何か?侍医殿。
侍医 :触診したところ膀胱には尿は溜まってはいませんな。
トイレの出入りが多いのは残尿感があるからと思って間違いない。
なのでこれは膀胱炎であろう。
なぁにネコさんの膀胱炎はお約束事、そう重大に事をお考え召さるな。
早速、点滴と抗生物質を打っておけば問題なかろう。
そんな訳でこれ。

フレイ:ぢぢゅう、体を借りると言うのも案外大変なものぢゃのう。

侍従 :お借りしている体なのですから大事に使ってくださいましな、女神様。
で、早速ブチュっと。

こういう時のフレイヤは大人しくて大助かりである。
(これがニコライだったらエライことだ)
あとは飲み薬を処方されて事無くを得る。
フレイ:心配するな、ぢぢゅう。
こう見えて、妾が降臨したこの体は案外丈夫なようぢゃ。

早くよくなってくれよ、フレイヤ。
明日から苗床作りに行かなきゃならないんだからよぉ。
ポチっとされたし

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