2重王国 通信インフラ テロ事件
このネット技術がかつて例がなく急速に発達した現在においての通信インフラは、国家の運営ならびに外交にも多大な影響を及ぼす重要アイテムである。
ましてや、その通信インフラがテロの対象になった場合、その代償は計りしれないほど多大な悪影響をもたらすことは非を見るよりも明らかである。
なぜならば、特別通信ホットラインを使用した我が帝国の高級官僚ジョゼフィンと2重王国レディジェネラルまこと宰相との外交折衝が薄氷のように脆いこの世界の平和と均衡を維持しているに他ならないからである。
ジョゼ:困ったわねぇなのよ....。

侍従 :おや?
深刻な顔をされて如何なさいましたか?お嬢様。
ジョゼ:2重王国のまことさんとここ数日ホットラインでの通信が全くできなくなっち
ゃったなのよ。

ジョゼ:このままだと来年3月の非武装地帯で行う条約更新会談の調整もままならない
なのよ...。

ジョゼ:はっ!!
ひょっとして、あちらで通信インフラのテロがあったかもしれないなのよ!!

アレク:ギクっ!!

世の中には、金儲けや利権の確保、強いては領域の拡張を狙い、少なからず平和になってもらっては困る者、または勢力が少なからず存在のも世の常ではあるのだが...。
なお、2重王国の通信故障に関してニコライブルク帝国は、ニコライ皇帝陛下の御名に懸けて関与していないことをここで明言しておく。

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