侍従 シーズン最初の農奴の作業(第1日目)
日中気温は1日を通して氷点下である。
今日は、苗床作成作業の第1日目である。
この日は、苗床に敷き詰めるプレートのポットに種を入れ土を盛る作業を行う。
大抵は機械がオートメーション化でやってくれる。
(音量注意 見られない方は、こちらをクリック)
が、10枚たまると明日の温床への積み出しのために5段に積み上げる作業を行う必要がある。
この係はなぜか毎年侍従の役目となる。
(運動不足の侍従に対し従兄弟が課す、文字通りの農奴である)
プレートは、10枚で大体20kg。
これを積み上げて行くのである。
氷点下の中、作業に手袋は履けない。
(手袋はこちらでは足と同様に全体を被せるので「履く」と言う)
手袋(軍手等)を履いてこのプレートを運ぶと手袋の繊維がプレートに引っ掛かり、ポットに入れた種と土を跳ねらかしてしまうからである。

あまりの冷たさに手は乾き、ひび割れ、指先の感覚はほとんどない。
それでも冷たいと言う贅沢な感覚は一切無視して10枚セットでプレートを5段に積み上げる作業を黙々と続ける侍従。
今年作付を行う品種は、

(あれだけ選別作業が大変だからって言って反対したのに作付増やしやがって...)

(まぁ、主力品種だからな)

(連作障害防止策でこの高品種を選んだか...)
の3品種である。
朝から初めて夕方頃やっと、プレート作成作業が完了する。

プレート枚数:1500枚強(320ポット/枚)。
全部発芽して成長すれば、500,000本弱の苗ができる計算である。
(実際、全部は健全には成長しないが)
しかし、この本数でも3丁強の広さの畑分でしかないのである。
(宅地化が進んで畑も大分少なくなった)
明日はこの積み上げたプレートを温床に移動し、敷き詰める作業が待っている。
降雪が酷ければ作業は見送りになるのだが。
(プレートに入れた土が雪が融けて濡れると塩梅がよくないのである)
今日は疲れた。
明日も疲れる。
そのような訳で早めに寝ることにする。
ジョゼ:あぁに言ってるなのよ!!
ニコライ屋の確定申告の作業をさっさとやるなのよ!!

うぅ...(涙)鬼!!

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