アレクセイ 食欲魂健在なり
特に食べ物に関して言えば、首都圏に集まる美味しい物は金さえあれば無尽蔵に手が入る。
だが、冷静に考えればこれはすべては錯覚である。
海外や国内で農作物が不作になると金があったところで一気に飢餓に陥ることになるのは皆は気付いているが気付かないふりをしているだけなのだ。
なんと言ってもこの国の食料自給率は低く、まともな地下資源もないのだから。
侍従 :皇太子殿下...。
アレク:にゃんじゃ、爺。
(モグモグモグモグ...)

侍従 :栄えある日出ニコライブルク帝国皇太子たる者、その食べ方は如何なものか。
アレク:この食い物もいつ食べられなくにゃるかわからにゅでにょう。
(モグモグモグモグ...)

侍従 :嗚呼、殿下...。
アレク:モグモグモグモグモグ...。

(既に聞く耳を持たず)
どこにあっても食い物がそこにあればどこであろうと食べに行く。
アレクセイ皇太子殿下は、ツワモノなのである。

にほんブログ村