侍従 一抹の動揺を隠すこと能はず
化石燃料がなければ、航空機、船舶、車両を動かすことはもちろんビニールもプラスチックも複合素材もネコ砂すらも製造することは不可能だからである。
当然、その代償は化石燃料を酸化(要は燃やすことね)させた結果、発生する炭素ガスによって地球の気温が温暖化するのは必至ではある。
その影響たるや、極地方の氷や高山岳地の氷河が瓦解し海面上昇に伴い、南方の群島に住む人間は、生活基盤である陸地が水没する危機に脅かされ、危機的状況となるのである。
だが、そんな地球的な温暖化の危機よりももっと切実な悩みを抱える男がまた一人...。
ニコ :のう、平民。
侍従の奴、一体何を騒いでおるのじゃ。

ジョゼ:毎年のことなのよ...。

その理由は...

侍従 :一体どういうことだよ!!
えぇ?!
まだ2月だろ!!
普通は吹雪だろ!!
2月なんだからよぉ!!
なんで雨なんかふるんだよ!!
しかも気温が+3℃っどうなのよ!!
普通この季節じゃ最高気温が氷点下はお約束事だろ!!
これじゃ、雪が融けちまうよ!!
女神様ぁ!!
これは一体どうなってんだよぅ!!
話が違うじゃねぇかよぅ!!
フレイ:Zzzzzz......

撫子 :侍従さん、侍従さん。
女神様がおっしゃるに、今年は寒波を北米に振り向けたのでこっちでこれ以上
冬を維持するのが難しいらしいんですよ。

侍従 :なんだそりゃあぁ~!!
アレク:爺、いい加減観念してさっさと農奴になるにょじゃ。

雪が融けるのが早ければ、それだけ農奴になる時期が早くなる。
遊べる期間が短くなる...(T_T)。
ちくしょおぉー!!
雪降れぇー!!
吹雪けぇー!!
吹雪けぇー!!
吹雪やがれ―!!
春を押し戻して侍従が農奴になる時期を少しでも遅らせてくれー!!
因みに各位誤解しているようであるが侍従の本業はシステム・エンジニアである。
努々(「ゆめゆめ」と読みます)お忘れなきよう。

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