ニコライブルクの物語
給仕係 掘り出し物を発掘す
この正月、東の大侍従と西の皇太后の家に行ってきたのだが、西の皇太后の家に行ったとき給仕係が今は亡き西の大公の図書室からまたこのような本を新たに発掘してきたのである。
それは....。
ジョゼ:「乃木と東郷」なのよ!!
(角川文庫 戸川幸夫著)

はい、お嬢様、紹介ありがとうございました。
この本は近代日本の陸軍と海軍の双璧である乃木大将と東郷元帥の記録小説である。
給仕係が
「こんな本あったよぉ~」
と、言って持ってきたのだが、その本の筆者のまえがきを読み、侍従は唸った。
「知っている者が、今日(こんにち)なお現存し、また立場や観点の違うものがいるのだからいろいろな注文、苦情が出るであろうが執筆する以上は自分の信ずるところに従い誰が何と言おうとも筆を曲げてはならない」
これは当時の小笠原長生海軍中将が戦史編纂で悩んでいた時、東郷元帥が与えた助言だそうな。
侍従はこのとき思った。
これは読まねば。史実に基づいたノンフィクション歴史記録小説であるから読んで損はなかろう。
この正月休み、年末まだ働いていた分、休日はまだたっぷりある。
熟読してやろうではないか!!
このような高潔な先人がいたにも関わらずなぜあの狂気の世界大戦を引き起こしてしまったか考える上で非常に貴重な歴史考察資料である。
この休みにゆっくり考え、楽しむとしよう。
だが、悲しいことにこの本も絶版である。
探そうと思えば古本屋を巡ってもらうしかないようである。
いい本なのに.....。
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そして絶版ですか~(><
侍従長さんおススメの良い本って
絶版多いんでしょうか??(^^;
お義父さまはご自身で本を集められていたんですか?
今では絶版になった貴重な本も多いみたいで・・・
侍従長さん好みの本がざっくざく掘り出されるんですね!
本の紹介・・・アシスタントのジョゼフィンちゃんが可愛いです♪
似ているんでしょうね。給仕係さんはきっと同じ
ような匂いがした事をわかっていたんですね。
素晴らしいですね。
侍従長さまの疑問は僕も同じです。
ぜひ機会があったら、感想とお考えを聞かせてほしいです。
西の大公の図書室は宝の山ですな。
紹介の写真が
何故かティッシュをバックに写しているところが笑えますが…
(;´▽`A``
後ろのティッシュ、富士さんの噴火のように見えますね。
っていうか、古い本が多いので(ほんとに古本)その中からの
掘り出し物でございます。
価格をみると今では信じられない価格です。
っていうか、侍従がススメる本は万人受けしませんのです。
はい(笑)。
おっぽ様
こちらこそ、よろしくお願いしますね。
今年もいい年で送れますよう。
ココ様達も元気に過ごせますよう。
みぃママ様
実はね、そろそろ目録を作ろうと思っているのですよ。
でなければ寄付するにも目録がないと大学にしたって図書館
にしたって引き取ってはくれませぬゆえ。
でもその前に好きな本は略奪しておかなければと思う侍従で
ございました。
shuchanmama様
いやいや、実は侍従の趣味の本は全体の10%にしかならない
のでございます。
ほんの氷山の一角。
学のない侍従にとってはその他ほとんどの文学本ははっきり
言ってチンプンカンプンでございます。
嗚呼、あの何千冊の本どうせいって言うんでしょ。
おさむにぃ様
そうですね。
今度時間が許せば酒でも嗜みながら朝まで語り尽くしますか(笑)。
止まりませんよぉ。
語り出すと(笑)。
何と言っても給仕係もいっておりますが、知識が偏っております
ゆえ(笑笑)。
らむね様
実は、いつかは整理をしなければならないと思いながら手つかず
でございます。
でもね、はっきりいって本、多すぎ。
ほとんど古書、文学本。
あれを読んだ西の大公、そりゃ何でも知ってるわな。
って感じでございます。
いやいや、チリ紙も愛嬌でございます(^^;
伯爵夫人様
物語は28歳の熊本鎮台第14歩兵連隊乃木稀典陸軍少佐のたわいの
無い話から始まります。
さてとこれからどう話が続いて行きますのか。
侍従はワクワクでございます。
に、しても昔の本だから字が小さいのでございます。
shippo様
そうそう、目的があって欲しい本はネットで購入してもいいのですが、
ぷらぁ~っと行って興味がある本に出くわした時は結構楽しいんです
よね。
まさに仰る通りで本の声がするんですよ。
いや、マジこれほんと。
ブックセンターいとうって上野幌にあるあそこですか。
車で通ったときは目にしましたが、shippo様ご用達だったとは。
今度近くに行った折には行ってみましょう。