ニコライブルクの物語
ニコライ 己の罪を認識せず
侍従:それは、陛下がロンドン塔から逐次脱獄しますゆえ、皇帝工廠の者達が作業を中断せざるを得ないのでございます。
ニコ:何?朕のせいだとそちは申すのか?
侍従:左様にございます陛下。皇帝工廠の工兵の者の中には陛下のようなネコ族が苦手な者もおりますゆえ。
ニコ:じゃが、朕は皇帝なるぞ。幽閉されるのは屈辱じゃ。

侍従:ですが、本日あまりの暴君ぶりに業を煮やした皇帝工廠司令官に脱獄不可能となるように鍵錠をされたではありませぬのか?
ニコ:全くけしからん奴等じゃ。あ奴等こそがシベリア行きにすればよいのじゃ。
侍従:何を仰せですか、この馬鹿陛下。御大自ら開発進捗を遅らせていることをお気づきになりませぬか。
ニコ:あ”~、言ってはならぬことをそちもシベリア行きじゃ。
侍従:陛下、すでにシベリアは、流刑と強制収容所がある場所ではありませぬ。資源の宝庫、今では各国が涎を出して欲しがっているドリームランドにございます。
ニコ:住みづらい世の中になったものじゃ。
ジョゼ:っていうか、全ての元凶はあんたにあるのよ。あんたが行きなさいよ。プンスカ!!

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