ニコライブルクの物語
侍従 皇帝領の収穫状況を報告す
今日もお休みを利用して侍従たる私がその野菜畑の草取りを実施する。
以前にも書いたが農奴並みの重労働である。
さて、そんな中、皇帝のニコライ坊やより作物の生育、収穫状況のご報告を乞われる。
ニコ:侍従、これ、侍従、おらぬのか侍従!!!
侍従:あー、疲れた。遅れまして申し訳ございませぬ。ここに。
ニコ:どうしたのじゃ。泥まみれではないか。
侍従:陛下の菜園を整備しておりました。
ニコ:それは大儀である。
侍従:ははっ。
ニコ:して、今年の朕の皇帝園の作物の育成具合は如何なっておるのじゃ。

侍従:山東菜が収穫完了にございます。早速給仕係におひたしにするよう下命しております。

ニコ:そうか。それは何よりじゃ。してその他の育成状況はどうじゃ。
侍従:は、トマトは概ね実をつけましたが今年の気候では赤くなるのは遅れる見通しにございます。

ニコ:ほう、それは困ったのう。して、茄子はどうなっておるか。
侍従:はっ、早速実がつきましてございます。
ニコ:それは吉報じゃ。昨年は凶作だったからのう。

ニコ:して他には何かあるのか?
侍従:今年も赤玉ねぎを栽培しておりますが、生育が若干遅れております。
ニコ:それは心配じゃのう。

侍従:いえ、心配には及びませぬ。玉ねぎ百姓の侍従の従兄弟が大量生産しておりますればなんら御懸念には及びますまい。
ニコ:それは頼もしい限りじゃ。
侍従:あと、秋に向けて大根の種を蒔きましたが早速芽を出してございます。

ニコ:ところでジャガイモの姿が見えぬのう。これは一体どうしたことじゃ。
侍従:陛下、ジャガイモは給仕係と協議の上、取り止めとなりました。
ニコ:何故じゃ。
侍従:連作障害にございます。この程度の領地では輪作もままなりませぬゆえ。
ニコ:それは困ったのう。
侍従:いえ、車で3分ほどの距離にある百姓である侍従の実家、祖母の家、前述した従兄弟の家に行けば収奪は思いのままにございますればお気に召されます事ございませぬ。侍従が物心がついてからというこの35年間。この繰り返しにございます。
ニコ:ふふふふ。侍従。そちも悪よのう。うわぁはっはっはっは。
侍従:フェーフェッフェッフェッフェッフェ(笑)。
ニコ:今後の収穫が楽しみじゃのう。
侍従:ですが陛下。皇帝園の収穫はさほど陛下には御影響致しませぬ。
ニコ:なぜじゃ?
侍従:野菜が採れても採れずとも陛下のお召し上がりになるものは「カリカリ」にございますれば。
ニコ:......そ、それもそうじゃな。

ジョゼ:相変わらずおめでたいわね。

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採れたて山東菜のお浸しはおいしかったでしょうね。
私も頂きたい。
ナスやトマトも楽しみですね!
いろいろお野菜も育てていらっしゃって、お手入れは大変でしょうね!
最後のジョゼフィンちゃんの一言に笑ってしまいました(表情がなんともいえません!)
お褒めのお言葉を頂き、嬉しゅうございます!
Rucionさんとはまた違った観点で、ブログを作ってらっしゃって面白いですよね。
写真も雰囲気違うし♪
それにしても畑(お野菜)、すごいですね!
自家栽培って収穫もひとしおで、しかも美味しそう^^
ニコライ皇帝、味見出来るといいですな。
山東菜。シャキシャキしていました。
これはプランター栽培でも簡単にできます。
でも農薬を使っていないので虫がいると給仕係りは悲鳴をあげています。
それを見て私は大笑いです。はい。
みぃママ様
何せ札幌市内と言ってもまだ雑草地が
残っている地域なのでちょっと目を離すと
すぐ草がボーボーです。
これくらいでヒーヒー言っていると百姓の
従兄弟達からは嘲笑されます。
しかし、ジョゼは終始冷静な雰囲気を醸し出す不思議なやつでございます。
カピバラ丼様
楽しんで頂きありがとうございます。
ニコ・ジョゼの世界はパラレルワールドです。
どちらの世界も本物です(笑)。
実は、自家栽培は収穫ができるまでは予断を許しません。
収穫物が少ないだけに収穫期に台風が来れば全滅です。
(買ったほうが安いかも(笑))
でも、収穫できると結構楽しいですよ。